これまでの歩み
海南島近現代史研究会創立まで
1989年6月 三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・「相度)の追悼碑を建立する会、創立
1990年8月 第1回朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える交流集会(名古屋で)
1994年11月 追悼碑建立。木本トンネル入口の高台に。以後毎年11月に追悼集会
1995年8月 海南省政協文史資料委員会編『鉄蹄下的腥風血雨――日軍侵瓊暴行実録』発行
1996年8月 「石原産業紀州鉱山1946年報告書」(強制連行された朝鮮人の名簿)入手
1996年10月 韓国江原道麟蹄で聞きとり。12月 韓国江原道旌善で聞き取とり
1997年2月 紀州鉱山の真実を明らかにする会、創立
1997年11月 紀州鉱山地域で3回目の「現地調査」
1998年6月 海南島で「現地調査」(第1回)
1998年8月 第9回朝鮮人・中国人強制連行・強制労働を考える交流集会で、佐藤正人報告(「日本の海南島侵略と強制連行・強制労働」)
1998年8月 韓国KBS『海南島に埋められた朝鮮の魂』(紀州鉱山の真実を明らかにする会協力)放映
1998年8月 韓国慶尚北道安東・軍威で聞き取り
1998年10月 韓国安東MBC『紀伊半島に隠された真実』(紀州鉱山の真実を明らかにする会協力)放映
1999年7〜8月 企画展『“木本事件” 熊野から朝鮮人虐殺を問う』開催(大阪人権博物館・追悼碑を建立する会共催)
1999年8月 金靜美「日本占領下の海南島における強制労働」(朴慶植先生追悼論文集『近現代韓日関係와
在日同胞』、ソウル大学校出版部)発表
2000年3〜4月 海南島で現地調査」(第2回)
2000年5月 金靜美「海南島の場合(とくに「朝鮮村」と「朝鮮報国隊」について)」(第9次国際歴史教科書学術会議(『各国の歴史教科書に示された過去清算問題』)で報告。ソウルで
2001年1月 海南島で「現地調査」(第3回)。 徐在弘氏と韓国MBC、「朝鮮村」で「発掘」
2001年3月 韓国MBC『海南島の大虐殺』(紀州鉱山の真実を明らかにする会協力)放映
2001年7月 林亜金さんら8人、日本国に謝罪と賠償を求める「海南島戦時性暴力被害訴訟」をおこす
2001年11月 原告黄有良さん、東京地方裁判所第1回裁判で証言
2001年12月 佐藤正人「日本占領下の海南島における朝鮮人虐殺 アジア民衆共同の東アジア近現代史認識をめざして」(第10次
国際教科書学術会議『亜細亜諸国の歴史教科書に示された抗日運動』)で報告。上海で
2002年3月〜4月 海南島で「現地調査」(第4回)
2002年4月 金大中韓国大統領に、「朝鮮報国隊」の名簿提出を日本政府に要求することなどを、要請
2002年5月 「海南島戦時性暴力被害訴訟」弁護団会議で、佐藤正人報告
2002年10月 海南島で「現地調査」(第5回。韓国挺身隊研究所とともに)
2002年11月 『紀伊半島・海南島の朝鮮人――木本トンネル・紀州鉱山・「朝鮮村」―-』発行
2003年3〜4月 海南島で「現地調査」(第6回)
2003年夏から 韓国の民族問題研究所・太平洋戦争被害者補償推進協議会と、「朝鮮村発掘」準備。犠牲者を追悼するとともに、韓国と日本から法医学者・考古学者に同行してもらい、埋葬状況や「副葬品」を分析し、厳密な科学的遺骨鑑定によって死因を究明(虐殺という事実の証拠を確定)し、日本軍による「朝鮮村」における虐殺の責任者処罰・日本国家の謝罪・賠償をおこなわせる一歩をすすめようとした
2003年7月 ドキュメンタリー『海南島で日本人はなにをやったか! 日本軍の海南島侵略と抗日闘争1』制作
2003年7〜8月 海南島で「現地調査」(第7回。韓国KBS取材スタッフとともに)
2003年9月 韓国KBS『海南島大虐殺 “祖国はかれらを二度見棄てた”』放映
2004年2月 「発掘」開始直前に、「朝鮮村」の埋葬地域の地権者が拒否し、民族問題研究所・太平洋戦争被害者補償推進協議会との「共同発掘」が不可能に
2004年3月5日 韓国で「日帝強占下強制動員被害などに関する真相究明特別法」公布
2004年4月 ドキュメンタリー『日本が占領した海南島で 60年まえは昨日のこと』完成
2004年5月 「日本の過去清算を要求する国際協議会 ソウル大会」の「遺骨問題セッション」で、太平洋戦争被害者補償推進協議会の金銀植さん、「朝鮮村」について報告。
2004年5月30日 大阪人権博物館で7月21日〜8月15日に開催予定の企画展示「海南島とアジア太平洋戦争――占領下で何がおこったか――」(大阪人権博物館主催・紀州鉱山の真実を明らかにする会後援)を、大阪人権博物館が一方的に紀州鉱山の真実を明らかにする会に延期通告。
2004年夏〜秋 和歌山市、京都大学、大阪人権博物館、熊野市などで、『日本が占領した海南島で』上映会
2004年9月15日 日本政府(総理大臣、法務大臣、厚生労働大臣)に「“南方派遣朝鮮報国隊”の真相究明にかんする要請」
2004年10月6日 厚生労働省職業安定局総務課から、「厚生労働省では“南方派遣報告(ママ)隊”
に関する資料がないため、要請に対してお答えすることができません」という回答
2004年10月 韓国西大門刑務所歴史館で展示会『海南島で日本はなにをしたのか 侵略・虐殺・掠奪・性奴隷化』
2004年10月〜11月 韓国独立紀念館で展示会『海南島で日本はなにをしたのか 侵略・虐殺・掠奪・性奴隷化』
2004年11月 「日帝強占下強制動員被害の真相を糾明し、歴史の真実を明らかにすること」を目的とする日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会が韓国国家機構として設置
2004年12月〜2005年1月 海南島で「現地調査」(第8回。12月「朝鮮村」で、1月海口で『日本占領下的海南島 60年前如昨昔』上映
2005年3月 ハイナンネット創立
2005年3月 原告林亜金さんと証人張応勇さん、第13回裁判で証言
2005年5月 『海南島で日本は何をしたのか 虐殺・略奪・性奴隷化、抗日反日闘争』発行
2005年6月23日 日帝強占下強制動員被害真相究明委員会に「朝鮮村虐殺」などの真相糾明調査請求(9月2日、受理)
2005年9月 海南島で「現地調査」(第9回)
2005年9月〜12月 丹波マンガン記念館で特別展『日本は海南島でなにをしたのか』
2005年9月 「海南島戦時性暴力被害訴訟」弁護団、裁判所に、金静美を証人として申請
2005年9月 「海南島戦時性暴力被害訴訟」の法廷で、弁護団、ドキュメンタリー『日本が占領した海南島で 60年まえは昨日のこと』(証拠用要約版)を、「海南島戦時性暴力事件、甲第33号証」として申請
2006年3月 原告陳亜扁さん、第14回裁判で証言
2006年3月〜4月 海南島で「現地調査」(第10回)
2006年4月20日 「2006年海南島“朝鮮村試掘”の目的」、発表
2006年4月〜5月 海南島で「現地調査」(第11回)。 5月2日「朝鮮村試掘」→ 中断
2006年5月〜7月 高麗博物館で特別展示『海南島で日本は何をしたか 戦時朝鮮人強制労働・虐殺 日本軍“慰安婦”』
2006年7月 ドキュメンタリー『“朝鮮報国隊”』、高麗博物館で試写会
2006年8月 「海南島戦時性暴力被害訴訟」、東京地方裁判所不当判決 原告・弁護団直ちに控訴。中国人戦争被害賠償請求事件弁護団・海南島戦時性暴力被害賠償請求事件弁護団共同抗議声明。中華全国律師協会・中華全国婦女聨合会・中国人権発展基金会・中国法律援助基金会・中国抗日戦争史学会共同抗議声明
2006年12月〜2007年1月 海南島で「現地調査」(第12回)
2007年2月10日 写真集『日本の海南島侵略と抗日反日闘争』発行
2007年5月15日 「海南島戦時性暴力被害訴訟」、東京高等裁判所で審理開始
2007年5月〜6月 海南島で「現地調査」(第13回)
海南島近現代史研究会創立以後
2007年8月5日 海南島近現代史研究会創立
2007年8月5日 月塘村追悼碑建設基金募金第1期開始
2007年9月11日 海南島近現代史研究会ホームページ開設
2007年9月25日 「海南島戦時性暴力被害訴訟」、第2回東京高等裁判所口頭弁論
2007年9月〜11月 海南島で「現地調査」(海南島近現代史研究会第1回、紀州鉱山の真実を明らかにする会第14回)
2007年9月30日 月塘村追悼碑建立基金募金第1期終了
2007年10月1日 月塘村追悼碑建立基金募金第2期開始
2007年10月6日 月塘村で「籌建月塘“三・廿一”惨案紀念碑領導小組」結成
2007年10月10日「籌建月塘“三・廿一”惨案紀念碑領導小組」に第1期募金を届ける
2007年12月9日 海南島近現代史研究会事務局会議(第1回)
2007年12月20日 ドキュメンタリー『海南島月塘村虐殺』完成
2008年1月
1日 『海南島月塘村虐殺』上映運動・月塘村追悼碑建立募金運動(第3期)開始
2008年1月15日 「海南島戦時性暴力被害訴訟」、東京高等裁判所で原告黄有良さん証言を傍聴
2008年2月10日 『海南島近現代史研究会 会報』第1号発行
2008年2月10日 海南島近現代史研究会定例研究会(第1回)
2008年3月13日 『“朝鮮報国隊”』完成
2008年3月23日 事務局会議(第2回)
2008年4月〜5月 海南島で「現地調査」(海南島近現代史研究会第2回、紀州鉱山の真実を明らかにする会第15回)
2008年4月26日(農暦3月21日) 月塘村追悼碑除幕式に参加
2008年6月22日 コリアン・マイノリティ研究会と共催でドキュメンタリー上映会開催
2008年7月20日 事務局会議(第3回)
2007年8月3日 2回総会 会誌創刊号 発行
2008年10月〜11月 海南島で「現地調査」(海南島近現代史研究会第3回、紀州鉱山の真実を明らかにする会第16回)
2008年11月30日 事務局会議(第4回)